青年センターライブラリー1月の新刊情報です。
『無敵の犬の夜』
小泉綾子著
令和5年11月30日初版発行
『人間標本』
湊かなえ著
令和5年12月13日初版発行
『互換性の王子』
雫井修介
令和5年12月20日初版発行
「強くなったらもう誰も俺をバカにしない。恐れられ尊敬される世界。最高やん。きっといつか、もしかしたら」
北九州の片田舎。幼少期に右手の小指と薬指の半部を失った中学生の界は、学校へ行かず、地元の不良グループとファミレスでたむろする日々。
その中で出会った「バリイケとる」男・橘さんに強烈に心酔していく。ある日、東京のラッパーとトラブルを起こしたという橘さんのため、
ひとり東京へ向かうことを決意するが——-。どこまでも無謀でいつまでも終われない、行き場のない熱を抱えた少年の切実なる暴走劇!
第60回文藝賞受賞作!【無敵の犬の夜】
蝶の目に映る世界を欲した私は、ある日天啓を受ける。あの美しい少年たちは蝶なのだ。その輝きは標本になっても色あせることはない。
五体目の標本が完成した時には大きな達成感を得たが、再び飢餓感が膨れ上がる。今こそ最高傑作を完成させるべきだ。
果たしてそれは誰の標本か。----幼い時からその成長を目に焼き付けてきた息子の姿もまた、蝶として私の目に映ったのだった。
蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。【人間標本】
準大手飲料メーカー・シガビオの御曹司、志賀成功が何者かにより別荘に監禁された。
彼は取締役就任と、意中の女性・山科早恵里との交際を目前にしていた。数年後、絶望の中で解放された成功が会社に行くと、社内の状況は一変し、
かつての彼のポストには突如現れた異母兄・実行が入れ替わり就いていた。そして実行は早恵里にも近付こうとしている。
「奪われたものは、奪い返さなければ」成功は、事件の真相究明と自らの復権のために奔走するが——–。
異母兄弟がビジネスと恋で火花を散らす、一気読み必至のエンターテインメント!【互換性の王子】
青年ライブラリーはどなたでも利用可能です。センターの2階にコーナーを設けており、貸出も行っています(^^)
ぜひお立ち寄りください!
スタッフ こいけ