はこだて国際科学祭2018が8月18日より始まりました。青年センターではその初日に毎年恒例の「キッチンサイエンス~カラーマジックケーキ~」を開催しました。
講師はNPO法人くらしとバイオプラザ21の佐々先生です。 青年センターのキッチンサイエンスを毎年担当してくださっています。
まずはケーキの生地づくりをしました。 ただ作るのではなく、黄色いマーガリンに砂糖を混ぜると白くなっていく色の変化や マーガリンに含まれる水分で砂糖が溶けることでジャリジャリとなっていた音がだんだん聞こえなくなる音の変化など、目で耳で観察をしながら作る過程に潜む科学を学びました。
できあがった生地を3分の1だけ取り分け、残りにブルーベリージャムを混ぜます。すると、、、
灰色のような色に変化します。これを半分取り分けます。
それにレモン汁を混ぜると、、、
なんとピンクのような色に変わりました。
こうして三色の生地が出来上がりました。不思議ですねぇ。
三色の生地をアルミの型に入れます。
焼けるのを待つ間、「なぜ色が変わるのか」ということについて紫芋液を使った実験を行いました。
重曹、レモン汁、化粧水、粉石鹸を加え色の変化を確認しました。
赤・ピンク系、青・緑系そして変化しないものがありました。
共通点を調べるためにリトマス試験紙とユニバーサル試験紙を用い、溶液の性質を調べました。酸性、アルカリ性という性質が色の変化を左右するとのことです。科学って面白い!と感じる瞬間でした。
色のお勉強が終わったところで、、、
焼き上がりました!
断面を観察したり、色の違いを確認しながらの試食。 ためになったお勉強のあとの美味しいご褒美にもなりました。 こういったことをきっかけに科学に対して少しでも興味を持っていただけたらうれしいです。 受講者者の皆様、ありがとうございました。
そして、佐々先生、お手伝いしてくださったはこだて未来大学の学生の皆様にも感謝でいっぱいです。 ありがとうございました!
センター長 いけだ