函館市青年センター HAKODATE YOUTH CENTER

開館時間 9:00-22:00 
休館日:水曜日、12/31~1/3

お知らせ

空気砲とかさ袋ロケットを作りました!

小学生のみなさん、夏休みはどのように過ごしていますか?

暑い日が続いてなかなか外遊びなど思い切りできないかもしれませんね。。。

そのような中、青年センターでは夏休みの恒例企画「ちかこ先生の科学で楽しく自由研究♪」シリーズを

8月2日(土)に開催しました!

今回は空気をテーマにして、空気砲とかさ袋ロケットを作りました!

(当講座は、「はこだて国際科学祭2025」のプレイベントとして実施しております)

講師はおなじみのサイエンス・サポート函館 科学楽しみ隊の井上ちかこ先生です。

また、函館遺愛女子高等学校、市立函館高等学校の生徒さんが優しく各テーブルをサポートしてくれました。

会場は満席!

いつもたくさんのご参加ありがとうございます。

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まずは下敷きと吸盤を使った実験です。

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吸盤をつけた下敷きを机に置いて引っ張るとテーブルから離れません!

下敷きと机の間に空気がないとこのような現象が起きるんですね。

みんな力いっぱい引っ張っています!

でも下敷きは浮きません(笑)

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さて、次は水を入れたポリ袋に鉛筆を刺す実験です。

刺しても水がこぼれません!

保護者の方も刺します。

サポートの高校生も刺します。

まだまだ粘るポリ袋。

最終的にはこのような状態に!!!

水がこぼれない理由は、鉛筆をポリ袋に刺すとき、勢いよく刺すのでビニール袋と鉛筆の間に摩擦が起こります。

ポリエチレン製の袋は摩擦により縮む性質を持ちます。

鉛筆を刺した時の摩擦によりビニール袋が縮んで鉛筆との隙間が無くなり、ピタッとくっつくため

水はこぼれていかないようです!

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次は、穴あきペットボトルの実験でした。

穴があいていてもフタが閉まっていれば水がこぼれず、開けるとこぼれます。

フタを開けることで空気の圧が加わるからでしょうか。

(この時間帯は事情により写真が取れずこれだけになってしまいました、、、ご了承ください)

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次に、ダンボール空気砲を作りました。

テープで固定したら丸い穴を空けます。

難しいところは保護者の方がお手伝い♪

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穴が空いたらそこに紙コップを乗せます。

そしてダンボールを両サイドから両手でたたくと

紙コップが高く舞い上がりました!

空気の力はすごいですね!

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そして紙コップタワーを倒します。

まずは先生の見本。

最近目が悪くなったせいか先生用の空気砲が大きく見えます。(実際大きいです)

構えて

どーん

お見事!

みんなもやってみよう!

しっかり倒れました!

空気は見えない力があるのが魅力的ですね。

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そして大きな空気砲にスモークをいれて観察します。

どのような軌道が見えるでしょうか。

構えて

どーん

見えない空気もこのような挙動をしていたんでしょうね。

この力で紙コップを飛ばしたり、タワーを倒したりできたんですね♬

よく見るとスモークの先に見えるものが・・・

輪があるのがおわかりでしょうか!?

これは渦輪というそうです。

どうしてこのような形状になるのか不思議ですね!

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さて、小学生のみなさんも体験しましたよ♬

しっかり渦輪ができていますね!

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次にペットボトル空気砲を作ります。

どの色がいいかなーと材料を選ぶ姿はいつみてもほっこりします。

ペットボトルを真ん中付近で切って、先を落とした風船をかぶせてテープを巻いて完成!

しかしその作業中、ちかこ先生が何やら企んでいらっしゃるようで・・・

ぽんっ

受講者にペットボトル空気砲をお見舞い!いたずらしています(笑)

茶目っ気たっぷりなのが人気の理由でしょうね♬

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的当てもやってみましょう!

狙いを定めて

ぽんっ

お見事っ!よくできました♬

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そしてトルネードボトルを作ります。

先生から説明と実演がありました。

これが完成形です。

ひっくり返して上部を揺らしてみると・・・

トルネード発生!

上から見てみると・・・

真ん中がくぼんでいるように見えますね!

ペットボトルをひっくり返しただけでは、水は落ちません。

これは下のボトルに入っている空気が、ボトルの側面や上の水を圧迫しているためです。

いわゆる「空気圧」というものですね。

ボトルの中の水を回転させると、下のボトルの中で空気のにげ道ができて、空気が上のボトルに上がることで

トルネードが起こるようです。

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さて、みんなで作っていきましょう!

さて、トルネードは起こるのか!

素晴らしい!

拍手!

癒される~♪

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それではメイン二つ目のかさ袋ロケットを作ります。

先生から作り方の説明です。

まずは袋の中に空気を閉じ込めます。

しっかり入りましたね!

開いている口と反対側の角をテープで止めて形にしていきます。

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いざ、試し投げ!

なかなかうまく飛びません。

改良を進めていきます。

先を重くしたり

羽を付けてみたり・・・

さて飛距離は伸びるのか

とても安定して飛んでいます!

何事も工夫が大切なのがわかりました。

誰のロケットが一番遠くへ飛ぶか、みんなで競争!

壮観です!

(鬼滅の刃「柱稽古編」で時透無一郎と鬼殺隊メンバーが全員で紙飛行機を飛ばすシーンを思い浮かべたのは私だけでしょうか)

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最後のお楽しみ、風船くぐり♬

まずは下から上へ空気吹き上げたところに風船を置くとどのような挙動をするか観察します。

ある位置で安定して静止しています!

ピンポン玉ではどうなるか・・・

同様に静止しています!

これは物体への空気抵抗と重力が釣り合うことで生じる現象のようです。

さて、この原理を利用して風船くぐりです!

みんな見事にくぐってくれました!

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これで今回の講座は終了です。

暑い中でしたが、たくさんの笑顔が見られてとてもうれしい限りです。

これをきっかけに科学が好きになり、元々好きな人はもっと興味を持っていただけたら幸いです。

いつも講座の内容を考え、受講者を楽しませてくれるちかこ先生、科学楽しみ隊のメンバーの皆様

そして今回サポートしてくださった高校生の皆様、本当にありがとうございました!

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センター長 いけだ

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