青年ライブラリー11月の新刊情報です。
「可燃物」
米澤穂信著
令和5年7月25日初版発行
「月のうらがわ」
麻宮好著
令和5年10月20日初版発行
「夜のピクニック」
恩田陸著
平成16年7月30日初版発行
太田市の住宅街で連続放火事件が発生した。県警葛班が捜査にあてられるが、容疑者を絞り込めないうちに
犯行がぴたりと止まってしまう。犯行の動機は何か?なぜ放火は止まったのか?
犯人の姿が像を結ばず捜査は行き詰まるかに見えたが・・・連続放火事件の”見えざる共通項”を探り出す表題作を始め
葛警部の鮮やかな推理が光る5編【可燃物】
深川の新兵衛長屋に住む13歳のお綾。3年前に母を亡くしたが、大工の父直次郎、弟正太と慎ましく暮らしていた。
ある日、父の朋輩重蔵の店賃滞納で揉めている中、隣に坂崎清之介という写本を生業とする侍が越してきた。
本好きのお綾は、部屋の片づけを束脩代わりに坂崎に手ならいを見てもらうことに。そこで書きかけの本『つきのうらがわ』を見つける。
子が亡き母の住む月へ辿りつこうとする物語だった。「続きを考えさせてくれませんか」とお綾は頼みこみ、正太と重蔵の子おはると一緒に考え始める。
次第に子どもたちは優しい坂崎を慕うようになる。だが、坂崎には人を殺して生国を追われたという噂があった——-。【月にうらがわ】
夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」
生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして一夜を過ごす。
そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。三年間わだかまった思いを清算するために——。
今まで誰にも話したことのない、とある秘密。折しも、行事の直前にはアメリカへ転校したかつてのクラスメイトから、奇妙な葉書が舞い込んでいた。
去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。気ばかり焦り、なにもできないままゴールは迫る—-。【夜のピクニック】
青年ライブラリーはどなたでも利用可能です。センターの2階にコーナーを設けており、貸出も行っています(^^)
ぜひお立ち寄りください!
スタッフ こいけ