青年ライブラリー7月の新刊情報です
『鈍色幻視行』
恩田陸著
令和5年5月26日初版発行
『かっかどるどるどう』
若竹千佐子著
令和5年5月20日初版発行
『墨のゆらめき』
三浦しをん著
令和5年5月30日初版発行
謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる
゙呪われた゛小説『夜果つるところ』の謎を追う小説家の蕗谷梢は、豪華客船という「客室」で
関係者たちに取材する。船の最後に辿りついた「真実」とは―――
ミステリ・ロマン大作、15年の連載期間を経てついに刊行!【鈍色幻視行】
大学院を出るも就職氷河期で、非正規雇用の職を転々とする30代の理恵。
生きることに不器用で自死まで思いつめる20代の保。
女優の夢を捨てきれず、つましい暮らしを送る60代後半の悦子。
舅姑の介護に明け暮れ、気づけば自分を持たぬままに68歳になっていた芳江。
心もとない毎日を送る四人は、引きつけられるように古いアパートの一室を訪れるようになる。
そこでは片倉吉野という不思議な女性が、訪れる人たちに食事をふるまっていた―――
「ひとりで生きる」から「みんなで生きる」へ 【かっかどるどるどぅ】
実直なホテルマンは奔放な書家に振りまわされ、手紙の代筆を手伝うことになるが・・・。
都内の老舗ホテルに勤務する続力は、書道教室を営む遠田薫と仕事をすることになる。
あらゆる筆跡を自在に書き分ける遠田と接するうち、続は文字が放つきらめきに魅入られていく。
「遠田さん。あなた本来の書風を、俺は見てみたい―――」
思いは 森羅万象は 文字に託され 時空を超えて 旅をする 【墨のゆらめき】
青年ライブラリーはどなたでも利用可能です。センターの2階にコーナーを設けており、貸出も行っています(^^)
ぜひお立ち寄りください!
スタッフ くらはし