皆さん初めまして!
北海道教育大学函館校 地域政策グループ2年目のMと申します。
今回は「地域文化実践論」という講義の一環で函館市青年センターを訪問させていただきました。
大変恥ずかしながら、自分は今回初めて青年センターを訪問しました。そのため実際に訪問する以前は、「市役所のような所なのかな」などと考えていました。
しかしその予想は良い意味で裏切られることとなりました。
初めのうちはスタッフの方々から説明を受けていたのですが、その間であっても利用者の方々から「こんばんは」や「さようなら」といった挨拶を受けていて、とても親密な様子が伺えました。
それだけでなく、今回初めてスタッフとして訪問した自分にも声を掛けて頂いて驚きましたが、同時にとても嬉しく思いました。
開館から今年で48年目ということでしたが、それだけ長い間に市民との絆が深く築かれてきたのだなと実感しました。
ここまで市民と密接な関係を築いている施設というのはほとんど見たことが無いため、単純に凄いとも思いました。機会があればそのあり方の歴史や経緯についても調べてみたいです。
また施設の中を色々と見学させて頂いた際にも、所々から青年センターとしての市民に対するあり方が感じられました。
最初に「市民に対する気遣い」を強く感じました。
入り口や内部の所々にスロープが作られていたり、「ご自由にお使いください」として台車が置かれていたりと利用者の方々が施設を利用する上で快適に使っていただけるよう、隅々まで行き届いた思いやりの心を感じました。
実際に利用者の声を聞く制度としても、意見箱の設置(月に1度回収)や年に1度の利用者親睦会など様々な方法で取り入れようとする姿勢が見受けられました。
続いて「互いに協力しあう関係」というものを感じました。
青年センター主催のイベントも行なわれていますが、それには多数の市民団体が関わっており、「スタッフの方々だけではなく、市民の方々と共に作り上げられている施設」としての面を強く感じました。
実際に市民団体自らがイベントを主催したいと申し出たり、協力申請に快く承諾してくれたりする団体が数多く存在すると伺いました。
これも築き上げてきた市民との絆の賜物であると感じました。
活動以外にも市民の方々から寄贈された参考書であったり、文庫であったりと様々な方向で市民との密接な関係を感じることが出来ました。
自分は大学の生協と密接にかかわるサークルの委員長を務めているのですが、青年センターのあり方を参考にして、まずは「その場に携わる職員の方々や利用者である学生と密接な関係」を築けるよう努力していこうと思いました。
他にも伝えたいことは色々とありますが、時間もあまりないためここで筆を置かせていただきます。
今回は本当に「自分が思う理想的なあり方」を見せてもらえて、貴重な体験をさせて頂けたと思います。
案内や説明をしてくださったスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
北海道教育大学函館校 地域政策2年目 M