はこだて国際科学祭2025(8/31終了)の本イベントのひとつ
『親子バイオ実験教室~DNAをとりだそう」
を8月24日(日)に開催しました!
今回も公益財団法人南北海道学術振興財団 様との共催で実施させていただきました。
また、講座に関してはNPO法人くらしとバイオプラザ21 様に全面的にご協力いただきました。
いつもありがとうございます。
教えてくださった講師は前述のNPO法人くらしとバイオプラザ21の常務理事である佐々義子先生です。
また、各テーブルにTA(ティーチングアシスタント)がついてサポートしてくれました。
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まずは、細胞って何?核って何?DNAって何?というお話です。
植物と動物は細胞という小さなものから作られており、どちらにも必ず核があります。
その中に遺伝情報であるDNA(デオキシリボ核酸)が入っています。
今回は、ふつうの顕微鏡では見ることのできないDNAやRNAをかたまりとして取り出して観察しようという試みとなります。
使用するものはバナナ、トウモロコシ、ミニトマト、小松菜、ブロッコリー、鶏ひき肉の6種です。
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最初は乳鉢やすりおろし器を使って物理的に細胞壁や細胞膜などを壊していきます。
初めて会うおともだちと実験をするスタイルになっているのですが、どちらが何をすりつぶすか決められず
じゃんけんをしている姿がかわいかったですね♬
小松菜が嫌いな男の子は時には悲鳴をあげながら、そして時にはえづきながらも頑張っていました!
頑張ってすべての材料をすりつぶしました!
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DNAを抽出するには『スーパーオオタ溶液(SOS)』というものを使用します。
SOSには食塩と洗剤(界面活性剤)が入っています。
物理的な粉砕がある程度終わったらSOSを入れて軽く混ぜます。
前回は事前に準備してありましたが、今回はこどもたちが自分でSOSを作りましたよ♪
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それをお茶パックで濾していき、試験管に適量を入れます。
アルコールが入ったコニカルチューブを傾けて静かにそーっと試験管に注ぎます。
DNA(あるいはRNAなど)が白い糸状になっているのを目視できました!
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無事に実験終了!
満足そうなこどもたち、DNAが見えてよかった!
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参加者の皆様、ありがとうございました!
難しい実験をよく頑張りました♪
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TAの皆様、ありがとうございました!
前日に引き続き、やさしくこどもたちに接して頂いてとてもいい雰囲気でした♬
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そして佐々先生、二日間に渡りありがとうございました!
おかげさまで科学を楽しんでくれているこどもたちの笑顔をたくさん見ることができました。
これからも科学の楽しさを多くの人に伝えていただきたいと勝手ながら願っております。
(佐々先生着用のTシャツにインスパイアされて私もDNA柄Tシャツを購入しツーショット撮影)
※私(右)のTシャツにあるDNAのねじれは向きが反対らしく科学的に正しくないとのことでした!(笑)
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センター長 いけだ