函館市青年センター HAKODATE YOUTH CENTER

開館時間 9:00-22:00 
休館日:水曜日、12/31~1/3

お知らせ

紙とプラスチックを作りました!

センター長の池田です!

小学校の冬休みは1月14日(火)で終わりのところがほとんどのようですね。

私が小学生の頃は夏休みと冬休みは同じくらいの日数でしたが

今は夏休みの方が長く(酷暑の影響?)、冬休みが短くなっています。

きっと、あっという間に終わってしまった感覚ではないでしょうか。

さて、始業式を迎える直前になりましたが、青年センターでは冬休み恒例の講座

ちかこ先生の科学で楽しく自由研究♪シリーズを開催しました!

今回のテーマは『紙とプラスチックを作ろう!」です。

教えてくださるのはサイエンス・サポート函館 科学楽しみ隊の皆さんで

メイン講師は井上ちかこ先生です。

また、今回は遺愛女子高等学校の生徒さん7名がボランティアとして協力してくれました!

そして小学生と保護者12組の定員は満席!
科学をたくさん楽しんでくださいね♬

1

紙といっても様々なものがあります。

ティッシュペーパー、トイレットペーパー、コピー用紙、などなど身の周りは紙がたくさん。

まずは、いろんな紙の表面を拡大して観察しました。

1

次にトイレットペーパーとティッシュペーパーを水に溶かし、それぞれどのような状態になるかを観察しました。

ある程度原型を保っているティッシュペーパーに対し、トイレで流すことのできるトイレットペーパーは

細かい繊維状に変化しました。

水に溶ける、というより水の中でより細かくなり、トイレで流しても詰まらないということですね。

1

さて、観察が終わったら2つの方法で『紙』を作っていきます。

まずは「牛乳パック」を使う方法です。

正確には、牛乳パックの材料となっている「パルプ」です。

青年センターにあるティッシュペーパーを見てみると・・・

パルプ100%!とあります。

紙を作るにあたってパルプは欠かせない材料なんですね。

1

今回使用する牛乳パックはすぐに作業が始められるよう、ちかこ先生が事前の処理をしてくださいました。

まずは、外側と内側のフィルムを外して捨てます。

それで残ったものがパルプです。

パルプを細かくちぎっていきます。

ちぎってから入れるか、ちぎりながら入れるか、いろいろ性格が出ていて楽しかったですよ(^^♪

色を付けたい場合は「おはながみ」をちぎって入れます。

色使いにもそれぞれの個性、好みがたくさんありました。

大人は想像しないような組み合わせもありました。

ミキサーに水と一緒に入れて、ドロドロになるまで混ぜていきます。

このような感じになりました~

1

今回は紙漉きをするためのキットを使用します。

目の細かい網を敷いた型枠に流し込んでいきます。

ここで好きな飾りを乗せていきます。

思い思いのデザインが華やかでした~

しっかり上から押さえて水切りをします。

力のある上級生が有利かな??

吸水タオルに挟んでしっかり水切りをします。

(おうちでカラカラに乾燥させたら完成♬)

 

次に、「ティッシュペーパー」を使う方法です。

ペットボトルに水を入れて、ティッシュペーパーとトイレットペーパーをちぎって適量を入れます。

色を付けたい場合は「おはながみ」をちぎって入れます。

中身がドロドロになるまでペットボトルをよく振ります。

ジャンプして振っている子もいてかわいかったですね~

型枠を用意して先ほどと同様の作業を行います。

こーんなにかわいい作品ができていました!

プレゼントしたフォトフレームに入れて飾ってくれたらうれしいです!(^^)!

1

さて、プラスチックづくりに移行します。

なんと材料は牛乳!

牛乳に含まれる「カゼイン」というタンパク質がある条件になると、それ同士が強くくっついて「ポリマー」になります。

プラスチックは、同じ構造が繰り返し結び付くことでできるポリマーと呼ばれるものなので、牛乳からは「カゼインプラスチック」

ができることになります。

まずは、温めた牛乳にレモン汁適量を加えてよく混ぜます。

大きめのコップにコーヒーフィルターをセットして慎重に濾していきます。

コップに残ったカゼインもしっかり洗い流して使います。

コーヒーフィルターを外して、力を入れ過ぎずに慎重に絞ります。

キッチンペーパーも使って、できる限りの水分を搾り取ります。

だいぶ水分が抜けました!

いわゆるカッテージチーズの出来上がり♬

つまみ食いしていた男の子は「まずいー!」と言って顔をしかめていました( ´∀` )

ブルーベリージャムでもつけると美味しそうです。

すると粘土状になるので、好きな型を使ったり、へらを使って好きな形を作ります。

おうちで乾かしてもらいますが、講座での完成形ができました!

食用色素などを練り込んだり、乾いてから絵の具で色を塗ったらさらにかわいい作品になりそうですね♪

ちなみにちかこ先生が作った見本がこちら♪

きれいですね!

皆さんもおうちに帰ったら絵の具で色付け等してみてね~

1

最後の実験です。

牛乳由来のプラスチックを作りましたが、身の周りにあるプラスチックはいわゆる石油由来です。

比較実験として、スクイーズのような感触のウレタンスポンジを作ってみました!

特別な溶液を混ぜ合わせます。

これが時間との勝負!

秒単位で出来映えが違ってきます!

うまくいくと最初はこのような状態になります。

どんどん膨らんできてうれしそうな表情(^^♪

そろそろ完成ですね!

上手にできました~

おうちでクシュクシュして遊んでね♪

そして、やはりこういうものを作ると押さえきれない衝動が、、、

そう、絶対やってしまうんです・・・

かなりのインパクトです!(笑)

 

最初から最後まで楽しく過ごせましたね。

 

ちかこ先生の科学で楽しく自由研究♪(冬休み版)は盛況で終えることができました。

毎回、いろいろなテーマを準備してくださるちかこ先生、優しくサポートしてくださる科学楽しみ隊の皆様、

そしてボランティアで参加してくださった遺愛女子高等学校の7名の皆様、本当にありがとうございました!

夏ははこだて国際科学祭2025でお会いしたいと思います!

 

センター長 いけだ

ページトップへ