「はこだて国際科学祭2024」のプレイベントとして恒例となっている
ちかこ先生の科学で楽しく自由研究♪シリーズを今年も開催しました!
テーマは『BOXカメラと望遠鏡を作ろう!』です。
教えてくださったのはサイエンス・サポート函館の皆様と、遺愛女子高校の生徒2名、市立函館高校の生徒3名、
そしてメイン講師はもちろん井上千加子先生です。
今回は急なキャンセルもありましたが10組の親子にご参加いただきました♪
まずは「光」について簡単な実験をしました。
レンズによる光の屈折を観察している様子です。
正面からレンズの真ん中に入った光はあ透過後真っ直ぐに、端っこを透過した光は屈折して中央の光に集まっていますね!
その屈折を利用した実験を二つ。
まずは浮かび上がる10円玉です!
お椀に10円玉を入れ、視界に入らない高さ、距離を保ちます。
そこに水を注ぐと空気と水の屈折率が異なるため、視界に無かった10円玉が見えてきます!
不思議ですねー♪
あ
そして見えなくなる10円玉です!
今度は逆にプラカップに10円玉が見えるように置き、水を注いでいくと確かにあった10円玉が見えなくなります!
不思議ですねー♬
あ
それでは改めて光の屈折の観察ですが、凸レンズと凹レンズの見え方の違いを体感します。
凸レンズは近くのものは大きく、凹レンズは近くのものが小さく見えます。
あ
さらに、ペットボトルレンズ、フレネルレンズでの観察を行います。
フレネルレンズとは、レンズ表面に同心円状の切れ込みを入れ、角度をつけてカッティングを施したレンズのことです。
ペットボトルの向こうに映るお母さんの顔を見て笑っているこどもがいました!
どのように映っていたのでしょうね(笑)
あ
さて、観察としては最後になりますが、虫メガネの倒立像を厚紙に映し出します!
外の景色が上下逆さまにきれいに映っています!
あ
ついにBOXカメラの制作に移ります。
ちかこ先生が用意してくれたカメラの外側に当たる部分を組み立てていきます。
カメラには、いらない光をさえぎって、中を暗くする「ボディ」が必要ですので
周りは黒一色です。
だいたい組み終わりましたね!
それでは、牛乳パックを切った断面にトレーシングペーパーを貼ります。
これは、光を感じ取って記録するフィルムのような役割でしょうか。
この周りにもきちんと黒い紙を貼っていきます。
外側の箱に虫メガネを取り付けます。
これは見たい光を集めるレンズの役割のようです。
虫メガネをつけた外側の箱にトレーシングペーパーを貼った牛乳パックを入れると
完成です!
お父さんの笑顔がたまらないですね(笑)
親子で楽しむって素晴らしい♬
みんな思い思いの風景を楽しんでいました。
あ
ついにガリレオ式望遠鏡の制作に取り掛かります。
こちらは円柱の二層構造になります。
まず外側の筒を作り、片側に凸型の対物レンズを取り付けます。
そして内筒用の接眼レンズを作っておきます。
内側の筒は、切れ目の入った厚紙を握って外側よりも直径をギリギリ小さくします。
難易度が高いのでサポートをもらいながら頑張りました!
内筒にも黒い紙を貼り、凹型の接眼レンズを取り付けます。
外筒と内筒をドッキングさせると
完成です!
みんないろいろな風景を楽しんでいました♪
あ
おうちに帰ったらデコレーションを楽しんでね♬
今回もたくさんの親子にご参加いただきありがとうございました。
こどもたちだけでなく保護者の方も楽しそうにしているのを見てとてもうれしい気持ちになりました。
そして、ちかこ先生をはじめサイエンス・サポート函館 科学楽しみ隊の皆様、遺愛女子高校、市立函館高校の皆様
暑い中本当にありがとうございました!
次は冬休みにお会いできるのを楽しみにしております!
センター長 いけだ