青年ライブラリー9月の新刊情報です。
『ハンチバック』
市川沙央著
令和5年6月22日初版発行
『極楽 征夷大将軍』
垣根涼介著
令和5年5月10日初版発行
『木挽町のあだ討ち』
永井紗耶子著
令和5年1月20日初版発行
井沢釈迦の背骨は右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲している。両親が終の住処として遺したグループホームの、十畳ほどの部屋から釈迦は
某有名私大の通信課程に通い、しがないコタツ記事をかいては収入の金額を寄付し、18禁TL小説サイトに投稿し、零細アカウントで
「生まれ変わったら高級売春婦になりたい」と呟く。ところがある日、グループホームのルパー・田中に、Twitterのアカウントが知られていることが発覚し——-。
第169回芥川賞受賞作!【ハンチバック】
動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。
足利直義は、怠慢な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。
一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ。
怒り狂う直義と共に、幕氏を抜きにして新生幕府の樹立を画策し始める。謎に包まれた室町幕府初代将軍 足利尊氏の秘密を解き明かす歴史群像劇!
第169回直木賞受賞作!【極楽 征夷大将軍】
見たかって。ええ、あれは立派な仇討ちでしたよ。
雪の夜、芝居小屋の立つ木挽町で、美少年菊之助は、父親を殺めた下男を斬り、みごとに仇討ちを成し遂げた。
二年後、ある若侍が大事件の顛末を聞きたいと、木挽町を訪れる。芝居者たちの話から炙り出される、秘められた真相とは・・・
ミステリーの驚きと人間ドラマの感動!このあだ討の「真実」を、見破れますか?
第169回直木賞・山本周五郎賞W受賞!【木挽町のあだ討ち】
青年ライブラリーはどなたでも利用可能です。センターの2階にコーナーを設けており、貸出も行っています(^^)
ぜひお立ち寄りください!
スタッフ こいけ