センター長の佐々木です。
実は東北新幹線の新青森駅までの開業を見学するため、
開業当日の12月4日はお休みをいただいて青森市に行っておりました。
別に鉄道マニアではないのですが、国家規模の一大事業の完成を迎えて
地元の皆さまの雰囲気というか盛り上がりぶりはどんなだろうかと気になり、
勉強のために行ってきました。
で、思わぬいいものに遭遇したよというのが今日のお話です。
新幹線開業前夜の12月3日。
青森駅前の新町通りに面した「パサージュ広場」にテントが立ち、
制服姿の高校生が集まっています。
何の騒ぎかというと・・・
その名も「高校生がつくる開業前夜祭」。
司会も出演も運営も基本的には高校生が担当したというイベントなのだそうです!びっくり。
パンフレットには「学生団体クリエイト」の主催と書かれていました。
学生団体っていうと普通は大学生の団体を指すのですが、高校生の団体があるんですね?
またまたびっくり。
翌日の東奥日報によると同団体は青森市内の街中ステーションで
ミニFM放送を行っているとのこと。
このイベントの企画・運営には市内の高校生有志70人が携わっているそうです。
・・・スゴすぎる。
演奏しているのも高校生バンド、観客もほぼ全員高校生。
学校祭以外でこんなに制服姿の高校生がイベントに集まっているのって、
まずあり得ないですよね。
青森県産品のキャラクター「決め手くん」も登場して高校生とふれあいまくり。
終始笑顔でパンフレットや振る舞いの豚汁を配っていた高校生スタッフのおふたりに
お声をお掛けして、写真を撮らせていただきました。
自分たちで作り上げたという満足感がお顔に表れているようで、
とっても楽しそうなのが印象的でした。
イベント途中から暴風雨が吹き荒れ、観客は傘を差し
スタッフは必死にテントが飛ばないように押さえるという大変な事態になりました・・・!
しかしながら新幹線マルバツクイズや高校生ファッションショーなど
プログラムは午後8時まで続き、高校生たちはずぶぬれになりながらも最後まで
新幹線前夜を楽しんでいたようです。
高校生のための居場所づくりに取り組んでいる青年センターとしても、
高校生たちに秘められたチカラについて認識させられる出来事でした。
いつか函館でも「高校生が企画した高校生のためのイベント」を
目にできるかもしれない。
そんな希望が湧いてきました。道のりは長いかもしれませんが。
センター長 佐々木やすひろ