お知らせしていた通り、10月10日に開催された「古今東西10時間寄席」の
様子を収めた写真を掲載します。
なお10時間寄席の模様は当日の夜にNHKにて全道放送されたほか、
翌日の北海道新聞道南面にて大きく掲載されました。
取材にお越しくださった両社の記者の方々にもお礼申し上げます。
まずはこの写真から・・・
誰も高座に上がっていませんが、寄席の最中の一枚。
名人のレコードに耳を傾けている場面です。
こちらがそのレコード。1970年発売の「日本落語大全集」。
明治から昭和初期にかけての名人44人の噺が収められているという
稀代の名盤です。
私にとっては名前しか聞いたことのない柳家金語楼や古今亭志ん生といった
大名人の噺を初めて聞くことができました。
ご年配のお客さまにとっては、懐かしい声を久しぶりに聞いたという
感慨があったかもしれません。
会場の一角には、レコードに収録されている名人たちと同じ頃に使われていた
古道具を展示してみました。
市内のとある方からこのために特別にお借りしたものです。
お客さまも興味深くご覧になっておられました!
10時間の長丁場には腹ごしらえが欠かせない!
お酒も欠かせない・・・?
うまそうに何かを飲むjam函館のおふたり。
もちろんこんなふうに飲み食いばかりしていたわけではなく、
皆さんものっすごくマジメに落語と講談を聞いておられました!
マジメに落語を聞くってのも変ですが(笑)。
土方歳三とアイヌの長老の交流を描いたオリジナル講談「土方桜」
など2話を口演された荒到夢形さん。
しみじみとした余韻の残る講談で、感動します。
「うどん屋」や「子ほめ」など有名な古典落語を口演してくださった
東家夢助師匠。今回上演したレコードの持ち主です!
終了後、お客さまからも出演者・関係者からも
「大変意義のある試みで楽しかった」との感想が聞かれました。
青年センターは今後も、地域の皆さまに喜んでいただけるような
楽しくてちょっとくだらない企画を実施していきたいと考えております!
センター長 佐々木やすひろ